世界の歴史
カカオ産業の近代化(18世紀のチョコレート)

飲みものから食べものへ
チョコレートは長い間、飲み物として愛されてきましたが、ココアバターが入っているため大変濃厚なものでした。18世紀中ごろまでは飲みにくさを緩和するために、デンプンなどの粉を混ぜて余分な脂肪分を中和するのが普通でした。
しかし、1800年代になるとチョコレートの4大発明といわれるものをはじめとして多くの技術革新が行われ、また、食べるチョコレートが考案されました。これによりチョコレートは大きく発展し、今日のようにお菓子の王様といわれるようになりました。
ミルクチョコレート(飲みもの)の発売
チョコレートにミルクを合わせて栄養豊富な飲みものを思いついたのは、イギリス人のスローン卿(Sir Hans Slone)で、“Sir Hans Slone's Milk Chocolate”として発売しました。17世紀後半のことです。